【完全版】薬剤師の1日の流れを徹底解説!調剤薬局・病院・ドラッグストア勤務のリアルスケジュール

「薬剤師って毎日どんな仕事をしているの?」
「調剤や服薬指導だけじゃなく、裏でどんな業務をしているの?」
薬剤師を目指す方や転職を考えている方にとって、実際の1日のスケジュールを知ることはとても大切です。この記事では、薬剤師の勤務先ごとの1日の流れを詳しく解説し、仕事内容ややりがいを具体的にイメージできるようにまとめました。
1) 調剤薬局(門前/面対応)の一日
タイムライン例(9:00–18:30)
- 8:50 開局準備:分包機・監査システム起動、冷蔵品温度記録、在庫・期限チェック
- 9:00 受付開始:処方箋・お薬手帳・保険内容を確認、初来局か既来局かを判定
- 9:15 処方鑑査(一次監査):
- 服用量・日数・投与経路、禁忌・重複投薬、腎機能/年齢/体重、妊娠・授乳の可否
- 相互作用(ワルファリン×NSAIDs など)、粉砕・一包化適否、生活習慣薬の増減理由
- 9:45 調剤:ピッキング→計数→一包化→監査用写真・バーコード読取→最終監査(別人がダブルチェック)
- 10:30 服薬指導:
- 初回は目的・飲み方・副作用・受診目安まで丁寧に。継続は効果実感・副作用・アドヒアランスを中心に短時間で。
- 高齢者は残薬と服薬タイミングを実物確認。
- 12:00 医師へ疑義照会(必要時):
- 例①「eGFR 28でメトホルミン 1,000mg/日→減量提案」
- 例②「クラリスロマイシン追加でスタチン併用→一時中止相談」
- 例③「粉砕不可製剤を一包化指示→代替案提案」
- 13:00 休憩/発注:在庫回転・欠品リスクのバランスを見て自動発注+手動微調整
- 14:00 在宅訪問(ある日):持参薬確認、残薬調整、簡易懸濁や嚥下フォーム変更、ケアマネ/訪看へ報告
- 16:00 薬歴記載:SOAPで要点を残す(S:症状/希望, O:客観所見, A:評価, P:次回指導計画)
- 17:00 トレーシングレポート送付(必要時):副作用や服薬困難を医師へ共有
- 18:00 閉局作業:麻薬・向精神薬の帳票、温度記録、レセ点検、ヒヤリハット共有
現場KPIの例
待ち時間(15分以内目標)/疑義照会率と採用率/在庫回転日数/期限切れ廃棄率/トレーシングレポート件数/在宅件数・残薬削減量
季節で変わる仕事
花粉・感染症シーズンは抗ヒスタミン・解熱鎮痛・抗菌薬の供給管理と受診勧奨が増加。熱中症期は経口補水・降圧薬の相談が増えます。
2) 病院薬剤師の一日(部門別の実務)
日勤例(8:30–17:15)
- 8:30 朝礼・病棟情報確認(当直引継ぎ、緊急入院・禁忌情報)
- 9:00 調剤室:入院・外来処方の一次監査→注射・内服の別ラインで調剤
- 10:30 病棟常駐:回診同行、処方提案(腎機能での減量、抗菌薬デエスカレーション、PPI止め忘れ是正など)
- 12:30 休憩
- 13:15 TDM/AST/NST:バンコマイシン濃度設計、抗菌薬適正使用ラウンド、栄養チームでの輸液・電解質設計
- 14:30 無菌調製室(交替日):TPNや抗がん剤をクリーンベンチで調製(2名体制でダブルチェック、閉鎖式システム)
- 15:30 DI室:院内問い合わせ対応(「新薬×透析患者は?」など)、ニュースレター作成、薬事委員会資料
- 16:30 記録・退院指導:抗凝固薬・抗がん剤のセルフケア指導、外来化学療法室のフォロー
- 17:15 退勤(当直日は夜間救急の調剤・照会、オンコールあり)
月次・定例業務
採用薬見直し/医療安全カンファ/治験薬管理(温度ログ・割付記録)/院内勉強会/棚卸
3) ドラッグストア(調剤併設)の一日
ハイブリッド業務の要点
- OTC接客:セルフメディケーション支援。禁忌・既往・併用薬・受診目安を短時間で聴取し、スクリーニング。
- 例:咳止め→年齢・喘息歴・心疾患・睡眠薬服用の確認/3日以上改善なしは受診勧奨
- 調剤:処方箋が来たら優先割り込みで対応、調剤→監査→服薬指導
- 売場運営:季節棚・POP作成、セルフ陳列の誤ピック防止、冷蔵品温度記録
- KPI:調剤枚数/OTC客単価/PB・定期購入率/接客CS
4) 夜間・24H対応のリアル
- 処方の傾向:外傷・疼痛・吐気止め・睡眠/抗不安薬、抗菌薬の初回投与など。
- 体制:少人数のため監査・投薬の分離を崩さない運用(バーコード監査・指差呼称)を徹底。
- 連絡:緊急疑義は当直医→主治医にエスカレーション経路を明確化。
5) 使うツール&情報源
- 電子薬歴・レセコン・ピッキング監査・画像監査
- 電子カルテ/オーダリング(病院)
- 添付文書/医薬品情報DB/相互作用チェッカー
- 温度ロガー・無菌調製記録・麻薬帳簿
6) 週・月のリズム(薬局の例)
- 週次:在庫最適化ミーティング/ヒヤリハット共有/ケースレビュー
- 月次:棚卸・期限切れ廃棄ゼロ運動/地域連携会議・多職種カンファ/勉強会(研修単位の取得)
7) 超実践:服薬指導ミニ会話例
高齢者・残薬多数の降圧薬
薬:「飲み忘れが週に何回くらいありますか?」
患:「2〜3回…」
薬:「朝の歯みがきの時に飲む“セット”にすると忘れにくい方が多いです。ピルケースに朝だけ一包化もできますが、どうしますか?」
→ 残薬整理+一包化提案、次回来局で服用状況確認をPに記載。
小児・抗生剤ドライシロップ
薬:「甘い味ですが冷蔵で保存、10日で飲み切りです。下痢が強い時は受診を」
→ メモを同封、保護者の不安を先回り説明。
8) スキルアップToDo(新人〜3年目)
- 処方鑑査の型(禁忌→相互作用→腎機能→用量→剤形→粉砕可否)をチェックリスト化
- 薬歴の“次回P”を具体化(「2週間後に眠気・便秘の程度をNRSで聴取」など)
- 在宅見学→単独訪問デビュー:先輩同行→記録→関係者連絡まで一気通貫
- 学会・eラーニングで単位取得:月1本はアウトプット(院内勉強会・ポスター等)
まとめ
薬剤師の1日は「薬を正しく渡す」だけでは終わりません。
- 調剤や服薬指導の“見える仕事”
- 薬歴記録・在庫管理・疑義照会・チーム連携といった“見えにくい仕事”
この両輪によって、患者さんの安全と安心が守られています。
調剤薬局では「生活に寄り添う薬のプロ」として、病院では「チーム医療の一員」として、ドラッグストアでは「地域の健康サポーター」として、それぞれの現場で役割が異なります。しかし、共通しているのは 「人の健康を支える使命」 です。
もちろん、待ち時間のプレッシャーや調剤ミスを防ぐ責任、患者さんとの信頼構築など、大変さもあります。
ですがその一方で、「ありがとう」「助かりました」という言葉を直接もらえる瞬間は、薬剤師にしか味わえない大きなやりがいです。
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