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転職

【完全版】税理士の1日の流れを徹底解説!会計事務所勤務のリアルスケジュール

転職ブロガー富

こんにちは。
今回は「税理士の1日」をテーマに、実際のスケジュールと、繁忙期と閑散期の違いについて解説していきます。

「税理士ってデスクに座って黙々と計算しているイメージがある」
「繁忙期は大変って聞くけど、実際どれくらい忙しいの?」

こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は税理士の仕事は、午前は集中作業、午後は顧客対応という流れが多く、時期によって働き方が大きく変わります。

  • 繁忙期は、確定申告や法人決算で深夜まで働くこともある
  • 閑散期は、顧客との相談や自己研鑽の時間に充てられる
  • 数字を扱うだけでなく、経営者の相談役として頼られる存在

この記事を読むことで、税理士のリアルな働き方をイメージできるはずです。
転職やキャリアチェンジを考えている方はもちろん、税理士に興味がある方にも参考になる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

税理士の1日スケジュールを深掘り解説

8:30〜9:00 出社・メールチェック

  • 前日の顧客対応の続きや、期限の近い申告業務の進捗を確認
  • 顧客からの質問(「経費にできる?」「節税対策は?」など)に返信
  • スタッフにタスクを割り振り、今日の仕事の優先順位を整理

👉 求められる力:スケジュール管理・タスク整理能力

9:00〜12:00 午前の集中業務

  • 会計データ入力・仕訳確認:顧問先から届いた帳簿や請求書を会計ソフトに反映
  • 税務申告書作成:法人税・所得税・消費税などの申告書を作成
  • 決算書の作成サポート:経営者に分かりやすく説明できるよう整理

👉 求められる力:正確性・集中力・税法知識のアップデート

12:00〜13:00 昼休憩

  • スタッフとランチに行き、情報交換
  • 外回りの日は顧客先近くで食事を済ませることも多い
  • 繁忙期はデスクで簡単に済ませるケースも

👉 息抜きがその後の集中力を左右する大切な時間

13:00〜16:00 顧客訪問・打ち合わせ

  • 顧問先企業を訪問し、帳簿や会計データを確認
  • 資金繰り、節税対策、設備投資の相談に応じる
  • 必要に応じて金融機関との面談や税務調査対応に同席

👉 求められる力:経営者とのコミュニケーション能力・提案力・臨機応変な対応力

16:00〜18:00 事務所に戻って処理

  • 打ち合わせ内容を整理し、社内スタッフへ指示
  • 電子申告システムを使って税務申告を準備
  • 部下の作成した帳票をレビューし、修正やアドバイス
  • 締切が迫っている案件の進捗確認

👉 求められる力:指導力・マネジメント力・チェック能力

18:00〜19:00 残務処理・帰宅

  • 顧客からの急ぎの問い合わせに対応
  • 日報をまとめ、翌日のスケジュールを確認
  • 繁忙期は深夜まで残業することもあるが、閑散期は18時台に帰宅も可能

👉 求められる力:切り替え力・ストレス耐性

税理士の繁忙期と閑散期を深掘り

繁忙期:2月〜3月・5月

税理士にとって最も大きな山場が「確定申告」「法人決算」です。

主な理由と業務内容

  1. 個人の確定申告(2月16日〜3月15日)
    • 個人事業主やフリーランスの所得税・消費税の申告
    • 医療費控除や住宅ローン控除など一般家庭の申告も集中
    • 税務署への提出期限が1ヶ月しかないため、連日深夜まで対応することも
  2. 3月決算の法人(5月末申告)
    • 日本企業の約6割が「3月決算」
    • そのため5月末の法人税・消費税申告が大ラッシュ
    • 顧問先が多い税理士は“書類の山”に追われる
  3. 税制改正への対応
    • 毎年の改正を実務に反映させる必要があり、勉強時間も確保

繁忙期の働き方

  • 平日は深夜残業が当たり前
  • 休日出勤も増え、1〜2ヶ月間は休みが取りにくい
  • 電話やメール対応が追いつかず、事務所は常にバタバタ

👉 「正確さ」と「スピード」を同時に求められる時期。まさに税理士の実力が試される期間です。

閑散期:6月〜12月

繁忙期を乗り越えた後、夏以降は比較的落ち着いたペースで働けます。

主な理由と業務内容

  1. 顧問先巡回・会計チェック
    • 顧問契約を結ぶ企業を訪問し、帳簿や会計処理を確認
    • 不正や誤りを早めに修正し、決算時の負担を減らす
  2. 経営相談・資金繰り支援
    • 利益計画、設備投資、節税対策の提案
    • 銀行融資の資料作成をサポート
  3. 自己研鑽・勉強時間
    • 税制改正のセミナー参加
    • 資格更新研修や新しい会計ソフトの習熟
  4. 営業活動・新規顧客開拓
    • セミナー開催、異業種交流会への参加
    • ホームページやSNSを活用した広報活動

閑散期の働き方

  • 定時退社や有給取得もしやすい
  • 夏休みや旅行を取りやすいのもこの時期
  • 長期的なキャリア戦略を考える余裕ができる

👉 税理士の「提案力」「経営パートナーとしての顔」が最も発揮されるのは、この閑散期。

繁忙期と閑散期のギャップ

  • 繁忙期:申告書との格闘、時間との戦い →「体力勝負」
  • 閑散期:顧客サポートと自己成長 →「頭脳勝負」
  • メリハリがあるため、年間を通じて「忙しすぎて常に疲弊する」というよりは、波を理解して上手く調整する働き方がポイント

まとめ:税理士の1日と働き方のリアル

税理士の1日は、午前は集中作業、午後は顧客対応というリズムが基本です。
そして、年間を通じて見ると 「繁忙期」と「閑散期」 で働き方の質が大きく変わるのが特徴です。

  • 繁忙期(2〜3月、5月)
    確定申告や法人決算が重なり、デスクワークに追われる日々。正確さとスピードの両立が求められ、深夜残業や休日出勤も珍しくありません。体力勝負の側面が強い時期です。
  • 閑散期(6〜12月)
    比較的余裕があり、顧客巡回や経営相談、自己研鑽に時間を使える時期。経営者の右腕として、数字を超えたアドバイスができるのも税理士ならでは。まさに「頭脳勝負の期間」です。

税理士という仕事から見えてくる3つの本質

  1. 数字に強い専門家であると同時に、人との信頼関係で成り立つ職業
    → 単なる計算役ではなく、経営者にとっての相談役。
  2. 繁忙期と閑散期の波があることで、働き方にメリハリが生まれる
    → 常に多忙ではなく、自己投資や新しい挑戦に充てられる期間がある。
  3. キャリアの可能性が広い
    → 事務所勤務・企業内税理士・独立開業と、多彩な道が開ける。

読者へのメッセージ

税理士の仕事は「数字と向き合うデスクワーク」だけではなく、人や経営と深く関わる職業です。
忙しい時期もありますが、その分やりがいと達成感も大きい。

もしあなたが「専門性を磨きたい」「人と信頼関係を築く仕事がしたい」と考えているなら、税理士は強力な選択肢になります。

👉 税理士の1日を知ることは、自分の将来を考える第一歩。
ぜひ、自分のライフスタイルや価値観と照らし合わせてみてください。

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転職ブロガー富
転職ブロガー富
楽しくなければ仕事じゃない
はじめまして。 40代後半、過去6回の転職を経て現在は不動産賃貸業の傍ら、法人経営をしています。
20代の頃、何度も転職を繰り返していました。 「自分に合った仕事ってなんだろう?」と悩みながらも、一度きりの人生、自分がやりたいことが見つかるまで、何度でも挑戦しようと決めていました。
その結果、30代でようやく仕事の楽しさを実感できるようになり、転職によって給料もアップ。無駄な残業も減り、時間と心にゆとりが生まれました。 その余白の中で副業を始め、増えた収入をもとに投資にも挑戦。資産形成も順調に進んでいます。

いまは「働き方は自分で選ぶ時代」。

かつての自分と同じように、転職や働き方に不安を抱えている方に向けて、自分の経験を通して少しでも役立つ情報を発信しています。
このブログが、あなたのキャリアと人生の“道しるべ”となりますように。
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