2025.09.02 2025.09.05

【完全ガイド】未経験からITエンジニアに転職するには？必要スキル・資格・将来性を徹底解説！

転職ブロガー富

「手に職をつけたい」「将来性のある業界で働きたい」「テレワークができる仕事がしたい」――そんな思いを抱える20代・30代の方に注目されているのが、ITエンジニアというキャリア。この記事では、未経験からITエンジニアになるためのステップ、必要スキル、資格、向いている人・向いていない人、やりがいや将来性まで、現場のリアルを交えて解説します。

Contents

ITエンジニアとは？どんな仕事？

ITエンジニアとは、情報技術（IT）を使ってシステム・アプリ・ネットワークなどの設計、開発、保守、運用を行う専門職です。職種によって仕事内容は大きく異なりますが、すべての業種・業界でITが必要とされる現代において、非常に重要な役割を担っています。

システムエンジニア（SE）

クライアントの業務課題をヒアリングし、それをもとにシステム全体の設計や仕様を定義する職種です。プロジェクトマネージャーやプログラマーと連携しながら、予算・納期・品質を意識した設計を進めます。論理的思考力やドキュメント作成力、コミュニケーションスキルが必要です。

プログラマー（PG）

設計書をもとに、実際にプログラムを書くエンジニアです。Java, Python, JavaScript など様々な言語を使ってシステムやアプリを構築します。コードの品質や効率性がプロダクト全体に影響を与えるため、丁寧な作業と改善意識が重要。バグ修正やテスト対応なども担当します。

インフラエンジニア

企業がITサービスを安定して利用できるよう、サーバーやネットワーク、セキュリティ、クラウド環境の構築と運用を担当します。障害対応やパフォーマンス改善など、トラブルを未然に防ぐプロとしての冷静な判断力とスキルが求められます。オンプレミスからクラウド（AWS, Azure）への移行支援も増えています。

Webエンジニア

インターネット上で動作するサービスやアプリの開発に携わります。ユーザーが直接操作する「フロントエンド（HTML/CSS/JavaScript）」と、データ処理やサーバー操作を担う「バックエンド（Python, PHP, Rubyなど）」の技術が必要です。UI/UXの設計力やパフォーマンス最適化にも注力します。

クラウドエンジニア

AWS、Google Cloud、Microsoft Azure などのクラウドサービスを活用して、企業のITインフラを効率的かつ柔軟に構築・運用します。システムの可用性・スケーラビリティ・セキュリティを重視し、クラウド設計・移行・監視まで幅広く担当。今後ますます需要が高まる分野です。

資格取得と経験の積み方

必須または有利な資格

ITエンジニアとして必須の資格はありませんが、転職やキャリアアップに有利な資格が多数あります。以下の資格は、技術力の証明や採用担当者からの信頼を得る上で非常に有効です：

基本情報技術者試験（国家資格）：IT全般の基礎知識を証明する入門資格。
応用情報技術者試験：プロジェクト管理やセキュリティなど、実務に直結する知識を問う上級資格。
AWS認定（CLF・SAA・SAPなど）：クラウドエンジニアやインフラ職での武器に。
Microsoft Azure認定資格：クラウド・インフラに強い企業で有利。
LPIC・LinuC（Linux技術者認定）：インフラ・サーバー関連の基礎力を証明。
Java Silver / Pythonエンジニア認定：開発職に必要な言語スキルの証明。
CompTIA Security+：セキュリティ分野に強くなりたい人におすすめ。基本情報技術者試験（国家資格）
応用情報技術者試験
AWS認定（CLF/SAAなど）
Microsoft Azure資格
LPIC（Linux技術者認定資格）
Java Silver / Python資格など言語系資格

学び方・ステップ

ITエンジニアを目指す方法は、スクール通学・独学・オンライン講座・資格取得などさまざまです。それぞれの方法に特徴があるため、自分のライフスタイルや学習スタイルに合った手段を選びましょう。

プログラミングスクールに通う（3ヶ月〜1年）
- オフライン型（教室通学）やオンライン型（完全在宅）など多様な形式があります。
- 現役エンジニアによる直接指導、転職保証付きプラン、就職サポートなどのサービスが充実。
- おすすめスクール：テックキャンプ、DMM WEBCAMP、CodeCamp、RaiseTech など。
独学（Progate, Udemy, YouTubeなど）
- 費用を抑えたい人向け。好きな時間にマイペースに学習可能。
- ただしモチベーション維持が難しく、挫折率は高め。
ポートフォリオ制作（自作アプリ、GitHub管理など）
- 実務経験がない人でも、自作のWebサービスやアプリを通じてスキルを証明できる。
- GitHubでのコード管理や、技術ブログを書くとさらに効果的。
企業のインターン・アルバイト・副業から経験を積む
- 実務経験がなくても、スキルを見せれば小規模案件を受けられることも。
- クラウドソーシングやスタートアップの求人を活用。

学校・講座選びのポイント

学びたい言語や分野に対応しているか（例：WebならJavaScript、クラウドならAWS）
学習スタイルに合っているか（対面・オンライン、個別・グループ）
転職支援があるかどうか（キャリアアドバイス、企業紹介）
卒業生の就職実績や評判（口コミやSNSも参考に）
金額と学習内容のバランス（費用対効果を比較）

費用の目安

学習方法	費用相場	備考
オフラインスクール	約50万〜90万円	通学＋キャリアサポートあり
オンラインスクール	約30万〜70万円	場所を選ばず学習可能
国の教育訓練給付制度対象	最大70%給付あり	条件あり（雇用保険加入など）
独学（教材・書籍）	数千円〜数万円	最も安価だが自己管理が必要
資格受験料	約5千円〜1万円	国家資格やベンダー資格など

向いている人・向いていない人・必要スキル

向いている人

ITエンジニアに向いている人の特徴は以下のとおりです。ただし、どれか一つでも当てはまるなら挑戦する価値は十分あります。

ロジカルに考えるのが好きな人：物事を筋道立てて考えられる人は、設計やバグ修正に強いです。
好奇心があり、新しい技術にワクワクする人：ITは常に進化中。学びを楽しめる人は成長が早いです。
一人で黙々と作業するのが苦にならない人：長時間のコーディングやデバッグに集中できる力が大切です。
小さな成功体験に喜びを感じる人：コードが動いた、バグが直った――この達成感がモチベーションになります。
人と話すことが苦手ではない人：実はチーム開発が基本なので、最低限のコミュニケーション力は重要です。
失敗しても粘り強くやり直せる人：バグやエラーは日常茶飯事。諦めずに試行錯誤できる人は向いています。
数字やパズルが好きな人：数的処理やロジックパズルを楽しめる人は、プログラミングの考え方に馴染みやすいです。ロジカルに考えるのが好きな人
新しい技術に興味がある人
一人で黙々と作業するのが苦にならない人
問題解決に喜びを感じる人

向いていない人

PC操作に強いストレスを感じる人
細かい作業が苦手な人
エラーやバグにすぐイライラしてしまう人

必要なスキル

ITエンジニアとして活躍するには、以下のようなスキルをバランスよく習得することが大切です：

プログラミングスキル：HTML, CSS, JavaScript, Python, Java, PHP など、職種に応じた言語習得が必要。
バージョン管理ツールの操作：Git/GitHub を使ってチーム開発や履歴管理を行う能力。
データベースの知識：SQLを用いたデータ操作、MySQLやPostgreSQLの基本操作。
ネットワーク・セキュリティ基礎：TCP/IP、HTTP、ファイアウォールなどの仕組みの理解。
OSやクラウドの基本操作：Linuxコマンド、AWSやAzureの管理画面操作など。
英語リーディング力：公式ドキュメントやエラーの解決に英語読解が役立ちます。
論理的思考と問題解決力：エラーの原因追及、バグ修正、要件整理に必要な力。プログラミングスキル（HTML, CSS, JavaScript, Python, Javaなど）
Git/GitHubの基本操作
SQLなどのデータベース知識
ネットワーク・セキュリティの基礎知識
英語のリーディング（ドキュメント読解）

IT業界の将来性

ITエンジニアの需要は今後もますます拡大していくと予想されています。業界全体の成長性とともに、個人の働き方の自由度や専門性も高まる分野です。

DX（デジタルトランスフォーメーション）推進：行政・金融・製造・医療などあらゆる業界でIT導入が加速中。業界未経験でも異業種からの転職者が歓迎されています。
IT人材不足が深刻化：経済産業省の予測では、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると言われています。特にクラウド、AI、セキュリティ領域の人材が枯渇状態。
副業・フリーランスも一般化：スキルがあれば在宅ワーク、週3勤務、フリーランスなど自由な働き方が可能に。
海外市場や英語力との親和性も◎：リモートで海外の案件に関わるケースも増えており、英語ができれば活躍の幅が広がります。
生成AIや自動化ツールの台頭：AIにより一部の業務は自動化される一方、それらを活用・制御・開発できる人材のニーズはさらに高まる見込みです。